もしあなたが経営者や上司だとして

部下から「こんなことをやりたいのですが……」と

新しいことを提案をされたら、どういう対応をするでしょうか？

ここでは資金や人数は実現的かどうかは抜きにして考えてみてください。

あなたはどこを見ますか？

事業の規模や独創性でしょうか？

それとも提案した人物その人でしょうか？

あなたが、部下の提案に対して見るべきポイントは、

新規事業の内容より、

部下その人ということになります。

あなたが、「彼なら最後までやってくれる」と信頼すれば、ＯＫを出すでしょうし、

「彼女（彼）なら心もとない」と思えば、却下するか、

誰か信頼できる人物にサポートしてもらうようにするのではないでしょうか。

これは、逆の立場でも同じです。

あなたが誰かの応援を得たいと思うのなら、

その人物から信頼されなければなりません。

信頼されて初めて、応援されるようになります。

信頼は何も確固たる実績がなければ得られないものではありません。

どうすれば実績がなくても相手から信頼を得られるかというと、

何ごとにも真剣に一生懸命取り組むことしかありません。

どんなことにも手を抜かず、本気で行動する。

その全力投球の姿勢があれば、

たとえなんの実績もなくても、

見ている方は「あなたはやってくれそうだ」と信頼するようになります。

上の者は人を見て決断しても、、

事業の成否は時代の流れやそのときの経済状況が大きく関係することもあります。

どんなに素晴らしいアイデアであっても、時代にマッチしなければ成功することはありません。

事業は時代や環境を選ぶこともできないし、学ぶこともできないのです。

しかし、人は違います。

仮に時代にマッチしない事業を行って失敗しても、そこから学ぶことはできます。

失敗を糧にして成長したあかつきには、再びチャレンジできます。

そのとき前回の失敗を補って余りあるほどの成功することも可能です。

もしあなたが応援されたいと思うのなら、

まず信頼されることから始めなければなりません。

信頼関係は直ぐに創れるものではありませんが、

特別に難しいことでもありません。

毎日何ごとにも手を抜かずに全力投球し、本気で行動すればいいのです

信頼は、人が勝手に持つのではありません。

自分自身がつくり出さなければならないのです。

人は、自分が信頼できる人しか好きにならないのです